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法政大学55/58年館を偲んだ日

最近の私のブログはちょっと天文ブログみたいになっているので(というか、そもそも科学ブログを標榜しているので、方向性としてはそっちの方が正しいのですがw)、ちょっと昔話と混ざった近況を書きます。

法政大学の市ヶ谷キャンパスでは今日では高層ビルのボワソナードタワーが、キャンパスを代表する新しい建物になっていますが、かつては横一直線に伸びた55/58年館が市ヶ谷キャンパスの「顔」でした。この建物は丹下健三などと活躍時期も近くて法政大学ともゆかりのある建築家の大江宏の初期の建物としても有名です。また、そのためか近代建築としては珍しく多くの人たちに愛された建物らしく、保存運動や解体が決定してからの見学会の実施 、そして7月にはお別れイベントが行われるなど、多くの印象的なイベントが行われました。私自身も、11月の終わりに行われた自主法政祭で底冷えする55/58年館の廊下で夜遅くまで雑談しあったことなどが懐かしく思い出されます。
私はこのお別れイベント「GoodBye 511」には私事のため参加できなかったのですが、明ける30日に飯田橋に用事があり、さらに九段の科学技術館での科学の祭典と回りました。
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そのついでに前日のお別れイベントに参加出来なかったことを惜しみながら、55/58年館一人見学会をしました。
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中央線沿いには新しい校舎が形を現し始めています。一階が吹き抜けになってい手新時代を感じさせますが、どこか55/58年館のピロティを彷彿とさせる懐かしさもあります。
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この日は別件で私の(本来の在籍校での)学生時代を思い出すことも多かったので、昔日の55/58年館の様子や懐かしい日々たちのことを思い出しながら歩いていると…

学食がやっているではないか!

てっきり前日には営業を終えていたものと思っていたのですが、営業自体は30日の14時まででした。

というわけで、食ってきました。

ここはやはり伝統のカツカレーでガッツリいきましょう^^
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ごちそうさま^^

と思ったのですが、閉店時間まであと数分…

これ、オレが最後のオーダー狙えるんじゃね?

というわけで、

55/58年館学食最後のオーダーにチャレンジしましたwwwwwwwww

ほんとは伝統のカツカレーで行きたかったのですが、しかし、さすがにカツカレーは先ほど大盛りで食ったのでしんどい…。これでも12年前はエンダンカレー完食したんだぜ…
いずれにしても、かけそばで妥協しましたw
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今年で40歳ですが、まあしょーもないことに拘っているなあとw

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しかし、向かいの学校で見てた法政大学はすごくかっこよかったんだよ!!!
オレたちだって神宮で「♪昇る~朝日を~仰ぎ見て~」とかって歌いたかったんだよwwwww

学食で食事を取った後は、現地で意気投合した方々と(こういうことが起こるあたりがとても法政らしいなと思います)、見学会に参加しました。
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フルバージョンの見学会は7月30日実施分が最後だそうで、今後の計画については55/58きおくプロジェクト@hosei_5558にお問い合わせください。
私などが「若き日の誇り」ともいえないのですが、やはり法政大学で見たものは決して小さなものではなかったのだろうと思うのです。
私のなかにあるものは昔日の記憶でしかありませんから、私が校舎についてとやかく言うべきではありません(というか、そもそも関係者じゃないんですがw)。しかし九月にお披露目される新校舎が、これからの法政大学の発展にかけがえのない力を発揮する者であることを望みます。
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ポルタ2A80Mf(2)キャリーカートを変えてみた

ポルタ2A80Mfを今後メインとして使うことになったわけですが、再三書いておりますとおり、使い勝手のよさに満足することしきりです。それではここで、実際にA80Mfを使って写真を撮ってみたので、まあまだまだ下手ではありますがご覧ください。
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無題

何度か書いたのですが、唯一の問題点は「重い」ことです。
もちろん、重いことそれ自体は決して欠点ではありません。重いほうが風の影響を受けにくく振動のない安定した観望が行えますし、何より転倒の危険性が少なくなることは私自身が痛感していることです。そして、自動車を使えたりとか自宅に観測小屋を建てることができるのであればこの点は大した不利にはなりません。それに、私自身はポルタ2A80Mfを重いと書いていますが、それはビギナー向けモデルとしてみた場合の話です。本格派の望遠鏡として見れば、ポルタ2A80Mfはそもそもそんなに重くはありません。
しかし、私のように何らかの事情で自動車が使えない、あるいはバイク等でツーリング半分で使いたいという方にはなかなか大変な重さではないでしょうか。私はすでに何度も書いている通り、天体望遠鏡をキャリーカートを使って移動しているのですが、MT-70Rからポルタ2A80Mfに乗り換えてから、移動手段の問題はよりてきめんに重要な問題になってきました。そこで今回は実際にどんな感じで移動しているのかを話題にしましょう。

まず、MT-70Rを使っていたときもそうだったのですが、私は鏡筒と三脚をそれぞれSLIKの三脚ケースに入れていました。この方法は、ポルタ2A80Mfでも引き継がれていています。参考までにMT-70R鏡筒は#2770、A80Mf鏡筒は#2960、APP-TL130三脚は#2660を使っています。
付属品とポルタ2経緯台アームはそれぞれコンテナに入れます。段ボールを使ってこんな感じで経緯台アーム用のコンテナを作りました。
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そして、コンテナは縦二段、鏡筒と三脚も縦にしてキャリーカートにゴムバンドで縛り付けます。
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キャリーカートははじめのうちはその辺にあったものを適当に使っていたのですが、横揺れが激しく、コンテナが損傷するのも時間の問題かと思われました。そこで、キャリーカートを買い換えることにしました。
考えたいのは、

1.下手なものだとモーメント荷重が利いて却って重くなる可能性があるので、この点に留意すること。
2.振動対策、悪路対策の一環として車輪が大きいものにすること
3.JR主要駅のコインロッカーに入ること

の二点を念頭に置きました。
その結果、ケーヨーデイツーで売っている「D2オリジナル アルミコンパクトキャリー(https://www.amazon.co.jp/dp/B00MLKVULK[外部リンク])」を使うと、引っ張るときの肩へのズッシリ感が少なく、横揺れも軽減されました。心なしか振動も少なくなったように思われます。
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当分はこれでいこうと思います。
というか

これならもう少し重い機材載せてもがんばれるんじゃね?笑

『わがや電力』

オフグリッド実践にあたって、初歩の人向けに太陽光発電にあたって必要な電気の知識から始まって、機材、工具の扱いや電気事業法との兼ね合いなどの法律周りといった基礎知識を解説し、そして12V系から24V系への構築への道のりまでを一通り示してオフグリッド実現を目指します。

とはいえ、いきなり全てを太陽光で賄うなどという無謀な計画に走ることなく、まずはやれるところから手をつける、また太陽光発電でやれることとやれないことを整理するという、実践家らしい主張もあります。
私も自宅でパネルを置いて携帯電話の充電など一部で太陽電池パネルを活用していますが、やはり実際問題として全部が全部というのは難しいものですし、全部を自前で供給しなければ意味がないものでもありません。。だからこそ、手がつけられるところからやってみる、だと思うのです。

ただし、12V系統で常夜灯を灯すくらいならいざ知らず、24V系統になるとそれなりに危険もあるし、本書だけでは心許ないこともありましょう。
24V系統で本格的に家電を動かすとなると、もう子供の遊びじゃなくなるので(そのことは本書でもくどいくらい書いてあります)、本気でオフグリッドを実践したいなら、このくらいの本はさっさと卒業してパワー社とか総合科学出版あたりの専門的な独立太陽光発電攻略本を読み進めるべきです。逆に言うと本書にはそのときのためにつまづかない知識が網羅されています。
っていうか、将来的には電気工事士の資格を取りましょう(オレモナー

ただし、本書はアマゾンでの扱いがなくて入手に難があります(このためにわざわざ下北沢の気流舎という本屋まで片道で2時間近くかけて買いに行ったくらいです。)。
また、著者の方がヒッピーだそうだからなのか何なのか節々説教がかっていて、説教書く暇にページ減らせばそれこそ木材の節約になるのではないかと思わなくもありません。その辺の事情を飲み込めるのであれば、独立太陽光発電実践本の最初の一冊としては非常によい本と思われます。

本書に関しては版元のヨホホ研究所に詳細な紹介がありますので、入手先等に関してはこちらをご参照下さい。
http://yohoho.jp/wagaya[外部リンク]

『君の知らない物語』を題材に夏の大三角の位置関係を考えてみた。

当ブログは理科実験や科学遊び、科学イベントめぐりなどの科学の楽しい題材を提供する生涯学習ブログなのですが、最近は天文ネタばっかりになってしまいました。まあせっかく天文にハマッていることですし、先日、天文宇宙検定の問題集を試しに解いてみることにしました。そうしたら4級で9割、3級で8割ほど出来ていました。
で、この問題集をとく過程でちょっと考えたことがあったので、備忘録代わりに書いておきます。

Supercellというグループの歌に『君の知らない物語』という歌があります。私も最近まで知らなかったのですが、最近ではお気に入りなので望遠鏡で観望しているときによく聞いています。名曲かと思われますので、機会があったら皆様もお聞きいただくとよろしいかと思います。

この歌は仲良しグループがある夏の日に星空を見に行くときの「私」の「君」への思いと悲恋を歌った歌というのが標準的な解釈と考えられます。そして二番では夏の大三角形が非常に印象的に歌い上げられています。

さて、ここで夏の大三角形について注目してみましょう。皆様ご存知のことと思いますが、夏の大三角はこと座のベガ(織女星)、わし座のアルタイル(牽牛星)、そしてはくちょう座のデネブから形成されている、印象的な夏の星の配置で、ベガとアルタイルについては皆様ご存知の通り、印象的な七夕伝説があります。

ここで、三つの星がどういう位置関係になっているのか注目してみます。
土田嘉直『天文の基礎教室』(地人書館 1995年 東京)によると地球からアルタイルとベガの距離はそれぞれ17光年と26光年、ほかの資料もあることと思うのですが、まあそんなに大きくは変わらないはずです。そしてこの二つは見かけ上およそ35度ほど離れていますから、恐らくこの二つの星の間は15光年程度の距離と思われます。これに対してデネブは諸説あるのですが、ざっくり言っても1000光年以上は確実にあることでしょう。また恒星の性質としても、ベガとアルタイルは主系列星と呼ばれる恒星で、大きさも性質もよく似ています。しかし、デネブは白色超巨星と呼ばれるタイプの星です。つまり、ベガとアルタイルはご近所同士だし性質も似ていてお似合いなのです。そんなお似合いの二つの星に対してデネブは、圧倒的な距離感の中からがんばってその存在感をアピールしている格好になります。

それでは、ここでもう一度歌に戻ります。
これはまったくのこじ付けなのですが、ちょっと考えてみましょう。
ここで、「君」をアルタイルだとしたとき、「私」はベガとデネブのどちらと考えるべきでしょうか。残念ながら「私」はベガではなく、デネブです。「私」は一人ぼっちなのです。彦星様を見つけることが出来たところで、圧倒的に離れている「私」には「君」が手に届くことはないのです。
ベガに相当する人はこの歌では明示的には出てきませんが、文意から「君」にはお似合いの人がいると考えるのが妥当と考えます。
「君」が楽しげなのは「私」にもわかっています。それでもあえて織姫様と彦星様の間に割って入るなら、せめてバカみたいにはしゃいで夏の大三角形のデネブようにその存在感を遠くからアピールすることで、見かけ上大三角形のような仲良しにするしかないのではないでしょうか。

繰り返しますが、これは私の考えたこじつけです。ただ、夏の大三角を通して宇宙の広がりを考えるとき、ちょっと頭に入れておいていただくと多少とも親しみやすくなるのではないかと思って書いてみました。

ポルタ2A80Mf(1)

というわけで、結局これに落ち着いてしまいました。

http://www.amazon.co.jp/dp/B001CDJFG4[外部リンク]

ミザールのMT-70Rが7cmF10、それより前のコルキットKT-5が5cmF12、そして元祖とも言うべきスピカが4cmF10.5であったことを考えると、似たような光学性能のアクロマート屈折が四本ということになりました。これを最終決定として今後は乗り換えの予定はありません。また、結局は似たようなものがそのまま拡大して終わりというオチになりましたが、私としてはこの選択で満足しています。
というのも、ここに行き着くまでに数ヶ月にわたって仔細に検討し続け、ほかのことに手がつかなくなる状態になり、結局とりあえず使ってみようということになったのが7cm屈折鏡だったわけですから、その結果が8cm屈折鏡だったのは(傍から見るとつまらない選択かもしれませんが)、当方としてはそれなりに根拠のあることだったので、後悔はないですし、またむしろ晴れがましくもあります(今後も望遠鏡カタログを見てニヤニヤしてはいることと思いますが…)。
ほかはすべて予備役ということになりますが、4cm、5cm、7cmそれぞれについて予備役なりの活用(というか、改造)方法は考えてはいるので、遠回りこそしたものの、まるっきり無駄な買い物でもなかったと思っています。特に4cm、5cmあたりなら、やはり予備役に回ったK型経緯台の方が使い勝手はよさそうです。
まあ、7cmと8cmで眼視性能が大きく変わるわけではないだろうといのが当初の判断だったので(私の感想としては乗り換えただけのことはあったように思いますが)、眼視性能については触れないのですが、私としてはむしろ眼視性能以外のところで7cmから8cmに乗り換えることにしましたし、乗り換えた先がビクセンだったので、まあいろいろつくりのよさに驚くことしきりでした。
たとえば、鏡筒バンドが金属です。別に軽量化ということを考えれば鏡筒バンドがプラスチックであることは絶対的に不利ではないし、その設計思想を尊重したいところです。しかし、カスタマイズを考えたとき、7cmの鏡筒バンドが売ってない、というか、パーツ類の調達を考えたとき、7cmというサイズは致命的によろしくないのです。実はこれは例のグワッシャアアアアアアアアアン事件のときにも露呈していたことで、7cm向けのパーツが思いのほか少ないことに閉口したものです。
パーツ類の供給は市販品の場合はやはり8cmクラスからがメインで、あとは古典的にビギナーサイズとされていた6cmについては何とか揃います。しかし、ビギナー向けとされる6cmとベンチマークになる8cmの間で、7cmはなかなかパーツ類が揃わず、この点で拡張性に欠けていました。そう考えたとき、メインを6cmに降りるか、不便を承知で7cmに踏みとどまるか、やはり8cmを目指すかという当初の問題に行き着きました。
結局、グワッシャアアアアアアアン事件は、天体望遠鏡にとって足回りがどれだけ大事かを知らしめると同時に、風対策の重要性、いよいよとなったら自力での修理も可能なものであること、そのためには豊富なパーツ類が供給される規格であることが望まれること、そう考えた場合、7cmから8cmに乗り換えるべきだと決断させるきっかけを早々に露呈させてしまった事件でもありました。
そして、第二の決定打になったのは質量です。足回りに例のAPP-TL130三脚を使うことにしたのは前回の記事で書きました。これを利用することで、私の改造MT-70Rは6kg弱となりました。これで運用できるということは、恐らくは9kgはがんばれるのではないでしょうか。ポルタ三脚は恐らくは3.7kgくらいあるはずですから、例えばポルタ2A80Mfを購入してデフォルトの三脚からAPP-TL130三脚に換装すれば、恐らくは公称9kgが8kgちょいくらいまで落ちます。6kgから8kgならあと少しです。これならがんばれます。そう判断できたのもきっかけの一つでした。そもそもが9kgというハードルが厳しくて7cmで様子を見ることにしたのですから、めどが立てば乗り換えるのは当たり前です。

しかし、本当にこれでいいのでしょうか。念のため、ビクセンを中心に数社のカタログと天文雑誌の広告を見て比較検討します。その結果やはり架台についてはビクセンのポルタ2経緯台が間違いないということで、ビクセンのポルタ2シリーズを中心に選ぶことに。
検討したモデルとしては屈折のポルタ2A80Mf、反射のポルタ2R130Sfを中心に、ビクセン製品からはVMC110L+ポルタ2経緯台、ビクセンウェブショップ専売品のポルタ2R114M、比較対象として他社製の相当品+ポルタ2経緯台モデルを中心に検討しました。しかし、それぞれのメリットがあってやはり決定打に欠けました。
もうこれは独りで決めることは不可能だと判断し、ビクセンショールームまで行って社員の方に実際にお話をお伺いすることに決定。主としてA80MfとR130Sfを中心にして話を聞いてくることにしました。

さて、ここで私が実際にMT-70Rを使った経験と普段の観望スタイルからいくつか要求スペックをまとめてみました。

1.キャリーカートで運ぶことになるので、振動に強いと思われる光学系。
2.その代わり、「遠征」に関しては原村の星まつりくらいを限度として、原則は関東からは出ないものとする(というより、首都圏近傍で終わらせる)。
3.都市部での観望を中心に行うので、星雲についてはあきらめる。その代わり、惑星など観望可能な天体については極力確実に観望できる光学系。また、同様の縛りから大気条件の影響を受けにくい光学系
4.上記について満たした上で、星雲・星団についても可能な限り抵抗はする。
5.自分でカスタマイズしやすい。市販のパーツ類などが揃っている規格
6.撤収作業(設置作業も)が容易。工具等は必要最低限に抑える。酒飲んでへろへろになったあとでも容易に撤収作業ができる。

といった条件を考えると、やはり屈折・8cm・経緯台がほぼ間違いないようです。もちろん反射鏡の大口径は私にとっても最後まで魅力的だったのですが、反射の場合は節々のねじ止めがキャリーカートの振動に耐えられない可能性があること、私のような観望スタイルの場合、普段見で確実なパフォーマンスが発揮できる屈折のほうが間違いないようです。また、屈折鏡の頑丈さは、私が実際にグワシャアアアアアアアアン事件を起こした後でもMT-70Rを使えていたのですから、屈折を選んでおけばほぼ間違いないように思われます。

ということで、つまらない選択ではあるかもしれないし、MT-70Rを使いこなしきれなかったのかもしれないが、いずれ乗り換えることだけは決めていたことなので、躊躇はありませんでした。

で、やはり買ってよかったと思うこと仕切りです。
1.まずもってファインダーが違う。私がビクセンウェブショップで購入したファインダーも決して悪いものではなかったのですが、このA80Mfのファインダーはまた一味違う。三点支持なのですが、一点がばねになっていて、実質的にX-Y軸で調整できるようになっているのです。これはしてやられました。
2.そして実にしっかりと止まるフリーストップ式経緯台が実に使いやすくなっています。ミザールのK型経緯台ももちろんすばらしいと思っています。特に、微動の滑らかさと固定の容易さは、クランプまで手を動かすめんどくささを補って余りあるものがあります。恐らく6cmか7cmくらいの小口径の屈折やカメラ雲台に利用したときは、最適じゃないかと思います。私自身、MT-70Rを使うときはこの架台でだいぶ助けられました。
しかし、このフリーストップは使ってしまうともうやばいです。楽に動くのに止まるのはしっかり。これは確かに各専門店でも鏡筒は他社で架台がポルタというモデルが出てくるわけです。
3.そして驚くべきはアリミゾの固定ねじが二本あることです。私はポルタの唯一の弱点はアリミゾのねじを緩めたときにボロッと落っことしちゃう可能性があることじゃないかと思っていました。それこそ私のグワッシャアアアアアアアン事件と同じレベルの悲劇の可能性があったわけです。しかし、鏡筒固定ねじに加えて脱落防止ねじがあることで、「あっ、いっけねえ!」を確実に防ぐことができるようになっているのです。一種のフールプルーフと考えることができます。望遠鏡を買っていきなり転倒ということをやらかした身としては、この種の安全対策の価値は身にしみてわかります。
4.そして望遠鏡本体だけじゃないです。付録もすごいんです。恐らくビクセンのエントリーモデルを買うと「星空ガイドブック」というのが付いてくると思うのですが、これがただの付録じゃない。そのまま持っていって活用してもよし、昼間に家で読み物にしてもよしの実に読み応えのあるガイドです。それもそのはずで、そもそも企画しているのがあの星ナビのアストロアーツ、そして解説が多くの入門者向け天文書を執筆している(私もだいぶ読みました)浅田英夫、さらに使われている写真には藤井旭、川村晶などの斯界の大御所が続々と名を連ねています。そして当然のことながらオールカラーで「これニュートンかよwww」というくらいの勢いの豊富な図版とともに解説されています。もちろん、写真と眼視では見え方が異なることはちゃんと解説されています。
そして、そのまま持っていって活用してよしというのは、各天体の見所が解説されているのはもちろんなのですが、特に四季の星座観察などは光害地での観望を前提に光害の影響度までアイコンで示してあります。
これ、普通に1000円くらい取って売っていいレベルですwww
てえか、ガイドで望遠鏡を操作しているモデルのお姉さんかわいい^^




そして、先日、接近する火星を観望するために実際に使いました。もちろん購入したポルタ2A80Mfをベースに使いましたが、私の場合はMT-70Rとそれ以前のコルキットを活用するために周辺機材をいくつか持っていましたから、既に持っている機材を使って私なりのカスタマイズを行うことにしました。

1.足回りはすでに再三書いたAPP-TL130三脚で、これを利用することでポルタ2経緯台のデフォルトの三脚よりもすっきりしたものになります。持ち運びに容易になったばかりでなく、設営・撤収の作業もスピーディーに思われます。
2.接眼系にはデフォルトのセットには正立プリズムが付属しているのです。しかし、私はずっと別売の天頂プリズムを使っていましたので、A80Mfでも天頂プリズム中心に使うことにしました。またアイピースもPL20とPL6.3がついているのですが、これを手持ちのNPL20とNPL10、そして新規にSLV6を購入してデフォルトのものと置き換え、低倍率、中倍率、高倍率の三種類を網羅しました。
3.新規に微動ハンドルを購入、デフォルトの微動ハンドルから置き換えることにして操作性を向上させることにしました。使うにあたって、やはり微動ハンドルは絶対にほしいです。私は身長が180cm弱くらいあるので、そこそこ大柄なほうだと思うのですが、やはりデフォルトの微動ハンドルでは短くて使いにくいところがあります。MT-70RとK型経緯台の場合は、鏡筒もそこまで長くなかったし、固定クランプの操作もあるので微動ハンドルは特に必要なものでもなかった、というよりブラブラしたもののない簡便にして堅固な経緯台としてK型経緯台を評価していたのですが、ポルタ2経緯台はK型経緯台に比べて相当な荷重にも耐えられる経緯台と思われます。そしてA80Mf鏡筒は相当な荷重となる鏡筒のはずでしかもそれなりに長いので、やはり微動ハンドルはぜひほしいところです。
4.私は、MT-70Rではファインダー取り付け部にスマホホルダーをつけていたのですが、A80Mfでは鏡筒バンドにカメラねじがついているという便利な仕様になっていることに目をつけました。そこで、エツミのオスオス止めネジを購入して、これを利用してスマホホルダーと鏡筒本体を連結することにしました。

http://www.amazon.co.jp/dp/B00OUBLFLI[外部リンク]

これは大きいです。MT-70Rを使っているときは、鏡筒バンドにカメラネジがなかったので仕方なくスマホをファインダーに固定するように色々工夫したのですが、このカメラネジによってずいぶん軽くなりました。

デフォルトの編成からはいろいろ変わったのですが、しばらくはこれで行ってみようと思います。

とまあ、軽く見てきましたが、これはビクセンが評価されるわけです。
何度も書きますが、MT-70Rについては、機材それ自体には不満があったわけではありません。確かに不幸な事件はあったのですが、でもそれは乗り越えることができたし、また各種改造によって使い勝手も向上し、いよいよ私の望遠鏡になって来たのです。しかし、やはり、自分が手を加えていくにあたって、7cmはあまりにも条件が悪すぎました。まあある意味、ここでアクシデントを体験して次に生かして、本格派へ移行するときの課題を洗い出すのがMT-70Rの役目だったともいえます。今後は主役をポルタ2A80Mfにバトンタッチします。
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