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『Air』

 先日、「鳥の詩」という歌を弾き語りで聞く機会がありました。私はこの歌のことを知らなかったのですが、なんとなく気になって話に聞くと、「Air」というアニメの主題歌であるとのこと。で、このアニメも「君が飲む永遠」と同様、俗に言う「泣きゲー」に属するものであることを教えていただきました。

 不勉強にして私はこの歌のこともアニメのことも知らなかったのですが、なんとなく歌が気になったので、実際に見てみることにしました。

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 出だしからオタクアニメっぽい空気満々ですが、とりあえず予断と偏見を排して見てみることにします。第一話あたりはとりあえず登場人物をひとしきり出して終わりか。まあ男一人女多数というのは、なんとなく予想は出来ていましたので、驚くにはあたりません。

 しばらく中盤くらいまではいわゆる「楽しい夏休み」なのでしょうが、見ていると結構あちこちに話の伏線らしきものが出てきます。この点「何このメンヘラ集団www」とも見えなくもないです。しかし、正直、こういう展開は話の見通しが非常に悪く、見ている側としては大変に辛いものがあります。この点は終盤に至るまでも響いていて、話の一部にやや分かりにくいところがある点は否めないと思います。

 中盤を乗り越えてしまえば、それを一気に乗り越えてしまう大きな展開があり、そこから圧倒的なテーマに飲み込まれることは間違いないのですが、途中で見るのがしんどくなってきた人には、「とにかく見てくれ」としか言えません。この点、ゲーム等のメディアミックスですでに何らかの形で予備知識のある向きにはどうということのない関門であると考えますが、何も知らないで見る者にとっては正直きついものがあると思います。本筋のテーマ性の深さに比して、伏線の未消化(なのかどうかは知らないが、初見の者にとってはそう取られかねない)な点は、はっきりとマイナス点であると評価します。この点に関しては、24話構成にするか伏線を思い切って切るかの選択をすべきだったと思います。

 前半の伏線を踏まえて中盤過ぎに、話は平安時代へと飛びます。ここで初めて伏線が明らかになります。主人公たちは「翼人」なる連中の末裔で、一種の転生を行っており、それが序盤の伏線につながることが明らかになり、一気に後半になだれ込みます。恐らくは羽衣伝説を下地にしていると思われる平安編ですが、これと現代辺にある神社の描写、そして田舎の海辺の町の情景と併せて、どことなく郷愁を誘うものがあります。

 これらを踏まえて終盤、主人公の観鈴に待ち受けている「夏休みの終わり」は悲劇的であると言えるのですが、最後の最後で人の愛情に包まれることができたことは、不幸中の幸いであるといえます。「萌え系」といえば能天気な学園ラブコメくらいしかないという理解の仕方は深く反省すべきであると考えます。

 なお、これはゲーム版「Air」に対しての問いなのですが、

「すいません。誰かエロゲーのAIRのあらすじを教えてください。」
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1011295075?fr=chie-websearch-1&k=YleJnPr.70k0fVyqSR68.QqAiBzfr2f_7P.GrxPTtzmcxXKJ5M5IqjzppI8eyd.uSgi3wMx.eTe_TqEUUwzAZgZPg41fJxA8eHeMpXkOn1nEE4sMm6E0W4cHRl9ilxxhjQCxevB8yVZBlWm.HKYmf_7hpylGVOyCHCth3

が伏線を理解するための参考になると思います。「Air」というアニメも、「君が望む永遠」と同様、どうもエロゲ上がりのアニメらしいのですが、このリンクで指摘されなければ気づくこともありませんでした。そのくらいに人間愛をテーマにした作品と考えることができます。

 以上を総括しますと、いわゆる「萌え系」の範疇にくくられる構成にはなっていると考えますが、話の展開やテーマ性の高さ、そして家族や血のつながりを超えた人間と人間の交流は、いささか理想論的なきらいも否定しないものの、否、それであればこそ「萌えアニメ」の括りを超えた作品になっているものと考えます。先ほどは伏線についてはマイナス評価すると述べましたが、本作のテーマ性は、それを補って余りあるものと考えます。

 私はアニメに関しては造詣が深いわけではありませんので、こうした作品について公正な評価を下すことは困難です。しかしながらこの作品もやはり、いったんは多くの人に見てもらって、その上で評価を世に問うだけの価値はあるものと考えます。

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