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コルキットのKT-5を使ってみた

クリスマスから年末にかけてずっと新しく購入していた天体望遠鏡キットを弄り回していました。
天体望遠鏡は基本的に高価なものですがキットで購入すると安いものも結構あります。そのなかで安い割に使い勝手が良くてよく見えると評価が高いのがオルビィス社の「コルキット」シリーズです。

http://www.orbys.co.jp/kolkit-jp/index.html[外部リンク]

読者の皆様には先日の記事以来おわかりと思うのですが、私はこのシリーズの「スピカ」(口径4センチ)を昨春以来愛用していていたのですが、色々不都合もわかってきましたので列挙します。これは「スピカ」望遠鏡の欠点ではなくて、私の使用条件と折り合わなくなってきたということです。

1.アイピースのサイズです。スピカ望遠鏡は星の手帖社の組み立て天体望遠鏡と異なって、一応は本格的な望遠鏡の体裁に準じていてアイピース交換によって倍率の変更が可能なのですが、アイピースが今となっては主流とはいえないドイツサイズです。アイピースの入手は別に販売元のオルビィスから買えばいいっちゃあいいのですが、どうせ買うなら今後主流になると思われ、また上級機では当たり前になっているアメリカンサイズの方が何かと都合がよいかと思われます。スピカを改造してアイピースをアメリカンサイズに変更することも考えたのですが、そこまでやるなら他の道はないでしょうか。

そう思ったとき
2.どうせキャリーカートで移動して使用するのであれば、「スピカ」よりももっと大きいものを用意できないでしょうか。ぶっちゃけ、スピカ望遠鏡と小さい三脚くらいなら無理すればトートバッグにも収まる程度のものです。これをキャリーカートで運ぶのはいかにもオーバースペックです。数人で天文オフ会とかやったときに曇ったとき用の天文教材なんかを持ち運ぶこともありえるのでキャリーカートは使いたいところなのですが、そもそもキャリーカートを使うのであれば、恐らくはもう少しがんばれます。

その他にも
3.オフ会等を考えたとき、この種のものは「見るだけでなく、実際に使って親しんでいただく」ことに意味があると思っています。多くの観望会では望遠鏡は覗くだけのもので、実際に自分で好きな星に向けてもらうという体験をする機会はあまりないのではないでしょうか。なので、私としてはお越しいただいた方に自由に使ってもらえる望遠鏡を少なくとも一つは用意しておいてはどうでしょう。
うまく導入できなかったらそのときはそのときでこちらでやればいいし、壊れたら壊れたでその場で凸レンズの原理と屈折望遠鏡のしくみを説明する教材にするだけなので、別に壊れてもかまわないのです(だからといって意図的に破壊するのは荒らしですが。)
4、上記を踏まえて、できれば今使っている「スピカ」望遠鏡は、自由に使ってもらう用にして、こちらから天体を導入して見せる用には、もう一ランク大きいもので行う方が面白そうです。
5.曇ったときには二つの望遠鏡で遠方の目標物を見比べてみてもらうなどして望遠鏡そのものの光学的な性質についてのレクチャーなどを行うなどして時間を有効に活用したいので、二つあると教材作成等での自由度が広がるのではないでしょうか。

そう思ってメーカーの完成品を物色していました。定評あるメーカー品のエントリーモデルにはいいものが揃っていて、値段も高いにしても出して出ないお金でもないし、出すことそれ自体も吝かでもないのですが、以前の記事でも触れたように総重量10キロとかいわれるとキャリーカートで引っ張るには少し重いのではないでしょうか。一応、私のキャリーカーとは耐荷重30キロなのでその点は余裕でクリアしているのですが、今度は引っ張るほうの私の体力が限界になる可能性があります。基本的に自宅での使用を前提にしないかなりシビアな状況なので、重いのはそれ自体でハンディになるのです。
その結果、選んだものがスピカ望遠鏡の上位機種のKT-5です。
このKT-5なのですが、amazonから購入するとアイピースは12mmのものしか購入できないのですが、オルビィス社から直接購入すると12mmのものの他に20mmのアイピースが付属しているものを購入することができます。オルビィス社の説明では「初心者向けに倍率を落とした」と説明していますが、スピカから乗り換える方はこの20mm(30倍)のキットをお買い上げいただいたほうがアイピースが二種類になるのでよいのではないでしょうか。
というわけで、KT-5も作るの自体は別に簡単で、主要なパーツをボンドで固定すれば大丈夫です。そして大晦日、あまり天気が良くなかったのですが、雲の切れ目から見たオリオン大星雲はなかなかでした。しかし、この大晦日の観測でKT-5を使うに当たっての課題も見えてきたので、明らかにしておこうと思います。

1.ドローチューブの動きがややきつく、ピントあわせがしんどいことです。この点はスピカのときからあったコルキットシリーズの共通の課題なのでスピカのときはそれでもそこまで気にすることはなかったのですが、大きなKT-5になっててきめんに問題になってきました。ただの使い勝手の問題なので別に「どうってことない」と思えればどうってことないのですが、ネットで情報検索をしていると市販パーツを流用した改造案がいくつかあるので、時間を見て改造に着手を考えます。
2.アイピースのサイズです。現状、二本ある望遠鏡の両方で同じアイピースが使えるのですが、入手容易なのはアメリカンサイズで、これは「スピカ」のほうでは扱えない規格になります。まあこれは別に市販のアイピースをKT-5用に買い足して、手持ちのドイツサイズのものをスピカ用にしてしまえばいいので、その気になれば明日にでも解決します。
3.三脚が思ったよりも華奢だったということです。三脚はケンコーのKM-200というのを使っているのですが、コンデジや「スピカ」望遠鏡を扱うならいざ知らず、それなりに長くて大きいKT-5だと、雲台の動きも滑りが悪くて目標天体の導入に大変難儀しました。コルキット純正品の三脚キットもあってなかなかよさげなのだが、これはオンラインショップの商品説明では微動雲台の取り付けはできないと書いてあります。
4.上に書いたこととつながってくるのですが、微動雲台を使用すると三脚が負荷に耐えられないせいか、振動がとまらなくなるのです。現状ではおちつけば対処可能で、三脚も理論的な負荷には十分に耐えられるはずなのですが、あまりいい状況ではないように思われます。反面で5センチクラスまで来ると微動雲台があると確かに便利なので、いまさら微動雲台を抜くという選択肢はちょっと考えたくありません。また、場合によっては三脚のエレベーター機能を殺すことも考えられますが、そうすると今度は観察するときに屈んだままになるので、これはこれで腰に負担が来そうです。無理すればこれで使用は可能なのですが、3とあわせて三脚のほうを考えたいところです。
5.にファインダーです。現状、素通しの付属ファインダーと以前の記事で書いた単眼鏡代用ファインダーを使っていますが、長期的にはきちんとしたファインダーがあった方がよさそうです。ここは今後の情報収集に精を出すことにして、とりあえずは現状のまま使うことにします。
6.移動のときに使用する箱の耐久性と容積に問題が生じてきました。現状だと以前の記事で紹介したようにダンボールに押し込んで移動するのですが、これが度重なる使用のためにだいぶ痛んできました。夏の草いきれにまみれたときからだいぶがたが来ていたようなので、もうあと何回か使ったら限界でしょう。そして今使っている段ボール箱だと鏡筒の長いKT-5では収まりきらないことも考えて、現状では縦長のゴミ箱かなんかをキャリーカートにくくりつけて運ぶことを考えています。

これ以上口径が大きくなるとどうでしょうね…、一応、「コルキット」ブランドですと更に上位機種のKT-6、そしてニュートン式反射鏡もあるのですが、さすがに反射鏡を自作するのは野心的な試みで面白そうですが、ちょっと自身がないのと反射式自体色々めんどくさいことが多いのでこれはパス。狙うのはKT-6あたりですが、これも焦点距離がやや短いのではないかと思うと(KT-5と同じ600mmです)、ここまできたらさすがにメーカー品を考えた方がいいかなと思っています。まあ見当はあるのですが、しばらくはKT-5の天下が続くと思います。
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